家族への対応
境界性人格障害(または境界性人格障害傾向)の家族への対応として、問題を隠さないことが重要です。リストカットをしている、暴力が止まらない、家族に当り散らす、などの言動を前にすると、自分たちだけで何とかしようとしてしまいます。特に親は、育て方が悪かったのかもしれない、と自分たちを責めがちです。家族のことは家族で解決しなければ、と思っていると、問題が起きるたびに対応に追われ、疲れきってしまいます。家族内だけで隠そうとすればするほど、問題は大きくなっていきます。そして、疲れきって過敏になった家族の心を察知して、本人はますます症状を悪化させてしまうのです。
境界性人格障害(または境界性人格障害傾向)の人は、家族に認められたいという思いがあります。しかしその思いが受け入れられないと、葛藤が生まれ、行動に影響します。被害妄想が激しくなり、不安定な感情が見られ、家で泣き叫ぶ、周囲の物を投げつける、すぐに怒り出す、といった行動を取るようになります。家族の方は、気づいた時点でカウンセリング・セラピーを受けるなどの対策を講じることが重要です。
境界性人格障害(または境界性人格障害傾向)の症状には、周囲の人や家族が深く関係していると考えられます。なので、症状を家族全体の問題として扱い、家族全員が状況を受け止めることが必要になります。家族療法によって家族のコミュニケーションの在り方を変えていくことで、より早い回復が見込めます。家庭崩壊が起きている場合も、家族療法により改善することができます。
家族へ対応することは、非常に厳しく、難しいことです。ストレスによって家族の誰かに障害が出ることもあります。長期化すればするほど、ストレスも多くなり、本人にとってもその家族にとっても良い結果とはなりません。時には命に関わる問題が発生することもあります。早い段階での治療が何より大切なのです。
トゥルーリソースカウンセリングオフィスでは、家族療法を行っております。家族全体のコミュニケーションを変えることで、たくさんの方が回復されています。また、本人がカウンセリング・セラピーを受けなくても、家族の方が対応を変えることで回復します。ご安心してご相談ください。
また、トゥルーリソースカウンセリングオフィスでは境界性人格障害(または境界性人格障害傾向)の方への対応、家族、パートナー、恋人、友人知人の方のためのカウンセリング・セラピーを行っております。
家族、パートナー、友人など
周りの方のためのカウンセリング
また、境界性人格障害(または境界性人格障害傾向)の方への対応、
家族、パートナー、恋人、友人知人の方のためのカウンセリングを行っております。