回復の方法
トゥルーリソースの心理カウンセリング・セラピーでは、現在の困っている状況の原因を探ることから始めます。
起きている問題には必ず原因があります。セラピーの中でその原因を探し出し、セラピストが一緒に解決法を考えていきます。
同じ問題や症状で悩んでいても、人によって生きてきた環境、経験、抱えているトラウマなどが違うため、原因が異なります。それぞれの状態を正しく理解して原因を突き止めることで、治療の方向が定まり、必ず解決に辿り着くのです。
トラウマとは、心に刻み込まれた辛い経験や出来事のことです。トラウマは行動パターンや思考パターンに多大な影響を与え、生き辛さを感じる要因になります。
辛い経験が植えつけられた行動パターンや思考パターンはトラウマを負った状況と同じような状況を無意識に作り出すため、本当は二度と体験したくないはずの辛い経験を何度も何度もすることになってしまいます。避けようと思っていても、無意識に自分自身を辛い状況に追い込んでしまうのです。
現在の問題を解決するためには、気付かずに持っている行動パターンや思考パターンを変化させることが必要です。自分のトラウマや行動パターン、思考パターンに気付くことで、問題は必ず解決できます。
ただ、自分自身はその行動パターンや思考パターンでずっと生きてきたので、何が問題なのか、どこをどうしたら良いのか、自分で気付く事は難しいのです。そこで客観的な目線として、セラピストの存在が助けになります。問題の原因となっているトラウマや行動パターン、思考パターンをセラピストが一緒に探し出し、どうすれば解決できるかを話し合います。
このような方法は、実際に体験したことの無い方にはわかりづらいかもしれませんが、どんな問題に対しても非常に有効です。治療が難しいと言われる依存症や人格障害も解決することができます。
しかしながら、セラピストの力量が無い場合、原因を探し出すことができずにいつまでたっても何も進まないカウンセリングになってしまう可能性があります。
トゥルーリソースカウンセリングオフィスのセラピストは専門的な知識を豊富に持っており、数多くの回復症例を学会でも発表しています。これまでたくさんの方が問題を解決しておられますので、安心してご相談ください。
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回復の具体ケース
ケース1、セックス依存症の30代男性
セックスのことばかり考えていた男性。カウンセリングを通して、自分の中にあった過去のいじめのトラウマにたどりつく。この男性は、過去にいじめられたことで現在の人間関係の中でもいじめられる恐怖を無意識に感じており、その恐怖を想起しないためにセックスのことばかり考えるようになっていた。セックスのことを考えることが自分を楽にしていたのだと気付き、それをきっかけに依存症から回復した。
ケース2、境界性人格障害の20代の女性
境界性人格障害で人間関係がうまくいかない女性。カウンセリングを通して、小さいころの母との関係のトラウマにたどりつく。この女性は、母のコミュニケーション方法と似たコミュニケーションをとる男性とばかり交際していた。母との間に過剰な見捨てられ不安を感じていたことから、交際相手の男性にも過剰な見捨てられ不安を向けていたことに気付く。母との関係を整理し、境界性人格障害から回復した。
ケース3、夫が依存症の40代の女性
夫が依存症で悩んでいた女性。カウンセリングを通して、自分の中にある「他人の役に立たなければいけない」という考え方にたどりつく。この考え方は、両親との関係のトラウマからきていた。自分を犠牲にして相手に尽くす、というコミュニケーションパターンを身に付けていたことに気付き、それを変化させることで、夫が依存症から回復した。