依存症の原因
依存症の原因は、幼少期に形成されるという説があります。
幼少期の援助希求行動(泣いて助けを求める)と独立達成行動(自分で達成する達成感)が足りなかったり、バランスが悪かったりすることで、依存症のメカニズムが作られるのです。
その背景には家族の不和や緊張感などがあり、生育環境がなんらかの原因になると考えられています。
また、遺伝的要因が関与していることもあります。
特に物質への依存症がある親を持つと、子どもも同じ物質への依存症になりやすくなります。
さらに、境界性パーソナリティ障害が影に隠れている場合もあります。
そして、依存症の人を援助するパートナーが共依存である場合があります。
共依存の人は依存症の人を援助することで、自分が必要とされている、という満足感を得ています。
その援助によって、依存症の人は罪悪感を募らせ、依存症が悪化してしまうのです。
苦しみや辛さを慢性的に抱えていると、それらを麻痺させるために依存症になります。
カウンセリング・セラピーの中で苦しみと向き合い、解決することが依存症治療の近道となります。
トゥルーリソースカウンセリングオフィスでは、クレプトマニア(窃盗・万引き依存症)、アルコール依存症、薬物依存症、摂食障害、買物依存症、セックス依存症、DV、家庭内暴力、恋愛依存症、共依存の治療を行っています。
また、依存症の方への対応、家族、パートナー、恋人、友人知人の方のためのカウンセリング・セラピーを行っております。
専門医療との連携も行っておりますので安心してご相談ください。
DSM-IVの診断基準によると、物質依存(Substance Dependence)は、臨床的に重大な障害や苦痛を引き起こす物質使用の不適応的な様式で、以下の3つ(またはそれ以上)が、同じ12ヶ月の期間内のどこかで起こることによって示される。
1.耐性、以下のいずれかによって定義されるもの:
A. 酩酊または希望の効果を得るために、著しく増大した量の物質が必要
B. 物質の同じ量の持続使用により、著しく効果が減弱
2.離脱、以下のいずれかによって定義されるもの
A. その物質に特徴的な離脱症候群がある
B. 離脱症状を軽減したり回避したりするために、同じ物質(または密接に関連した物質)を摂取する
3.その物質をはじめのつもりよりも大量に、またはより長い期間、しばしば使用する
4.物質を中止、または制限しようとする持続的な欲求または努力の不成功のあること
5.その物質を得るために必要な活動(例:多くの医者を訪れる、長距離の運転をするなど)、物質使用(例:立て続けに喫煙など)、または、その作用からの回復などに費やされる時間の大きいこと
6.物質の使用のために重要な社会的、職業的または娯楽的活動を放棄、または減少させていること
7.精神的または身体的問題が、その物質によって持続的、または反復的に起こり、悪化しているらしいことを知っているにもかかわらず、物質使用を続ける(例:コカインによって起こった抑うつを認めながら現在もコカインを使用、またはアルコール摂取による潰瘍の悪化を認めていながら飲酒を続ける)