モラルハラスメント、暴言、暴力、ドメスティックバイオレンス(DV)
子どもに対する暴力は虐待、恋人間または夫婦間の暴力はドメスティックバイオレンス(DV)と言われます。また暴力までいかなくても相手を精神的に追い詰めたり、相手の人格を否定したり、過度に束縛したり、相手を言葉や態度で追い詰めることをモラルハラスメントと言います。暴力には、暴言や、精神的に追い詰める、物に当たる、家の物を壊すなどの行為も含まれます。私たちは相手に怒りを伝えるために、「怒っている」と言葉で伝えることができます。暴力を使う必要はありません。怒鳴る、暴れる、暴力を振るう、というのは、ただの攻撃です。また、モラルハラスメントの言葉や態度で相手を精神的に傷つけ、追い詰めることも攻撃です。相手を攻撃することは、問題の解決にならないばかりでなく、傷が深くなっていくだけです。しかし、暴力を振るう人は、怒りを感じると頭に血が上ってしまい、自分の意思で制御することができなくなってしまいます。脳内でアドレナリンが放出され酔っ払っているような状態になることで、衝動的に暴力を振るってしまうのです。そして気持ちが落ち着き冷静になったあと、暴力を振るってしまったことに罪悪感を抱き、どんどん依存症のようになっていきます。暴力は頻繁になり、止めることができなくなってしまいます。
また、モラルハラスメントや暴力を受けている方も、自分が悪い、自分のせいだ、と思い、罪悪感を抱きます。お互いに罪悪感を持ち、共依存状態になると、モラルハラスメントや暴力が無くなることはありません。モラルハラスメントや暴力を受けている人は、二度とモラルハラスメントや暴力を受けないように対策をしたり逃げる必要があります。しかし、幼少期に機能不全家族の中で育ち、アダルトチルドレン(AC)の問題のトラウマなどによって、モラルハラスメントや暴力を振るわれ慣れていることが多いため、逃げることが難しくなっています。さらに、モラルハラスメントや暴力を振るう側にも同じような幼少期のトラウマがあることが多く、衝動性を止めることができません。モラルハラスメントや暴力を振るいそうになったらその場から立ち去る、などの努力が必要ですが、自分の力でそうすることは大変難しいことです。モラルハラスメントや暴力を振るってしまう人、それを受けている人、どちらにも幼少期の辛い体験があります。カウンセリング・セラピーでお互いのトラウマを癒すことで、暴力の問題を解決することができます。
子どもに向かう暴力の場合は、こちらのページも参考にしてみてください。
子育ての不安やしつけ、虐待など子育てに関する問題の相談暴言、暴力の衝動性の症状がひどくやめられない場合、境界性人格障害傾向かもしれません。この症状は幼少期のトラウマがかなり重い可能性があります。こちらのページも参考にしてみてください。
境界性人格障害専門カウンセリングについて境界性人格障害(または境界性人格障害傾向)チェックリスト
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また、親しい方に暴力の問題がある場合、周りの方の対応の仕方を変えることにより、本人の問題から回復することができます。
本人はもちろん、家族、パートナーの方の相談もお受けいたします。
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